2009年06月23日
ヨガに重点を置いたところ
ヨガのことはご存知ですよね。でも、そのヨガの歴史がなんと5000年も昔から続いていたのはご存知でしたか?
「瞑想」というのがヨガという言葉の本来の意味で、修行僧が瞑想するための技法だったようです。
それぞれ独特の、意味のあるポーズを通して精神を統一し、心と体の両面からバランスを整えていきます。
しかしあのような独特のポーズは古代インドの修行僧は取っていなかったそうです。
「ハタ・ヨガ」と言うのを耳にされたことはありますか?現在の多様なヨガの流派の元となったのがこれで、ポーズをとり始めたのもここからだそうです。
日本では、ヨガは一時期宗教の勧誘に利用されたりして不遇の時代もありましたが、最近はダイエット方法として人気です。
現代人の肥満改善のためのダイエットが、古代インド発祥のヨガによってサポートされる。なんでしょう?(笑)
ヨガの基本は腹式呼吸です。これにより、自律神経の活動が整えられることがわかっています。
ヨガの腹式呼吸は交感神経と副交感神経のバランスを整えることで快適な身体機能と安定した精神状態を作り出し、ストレスを取り除いてくれます。
ところが副次的な方法であったはずのさまざまなポーズを腹式呼吸しながらとることが、ダイエットに必要な筋肉をつけるのに効果的であることがわかりました。
したがってダイエットでもてはやされるのはパワーヨガと呼ばれる筋肉のトレーニングに重点を置いたものです。いまや、本来のヨガである呼吸法はおまけみたいになってしまいました。
と言うことは、ダイエット目的のヨガは本来のものとはかけ離れたエクササイズであると言うことです。それでも呼吸法などは心身バランスを整えてくれますので、優れたエクササイズであると言うことができます。
Posted by まさみち4649 at 10:08│Comments(0)
│ヨガ
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